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執筆者の写真Miyuki Arai

トラヴェルソとフォルテピアノ Traversflöte und Fortepiano


 友達のSNSを見ていると、至る所で台風の被害が。窓や屋根が壊れてしまったり、早く元通りに戻ります様に。

 5月にフラウトトラヴェルソとフォルテピアノの演奏の機会をいただきました。これは、私が教えに行っているピアノプラザ群馬さんのコンサート事業部企画で、地域活性化に取り組む企業のパーティーでのアトラクション演奏でした。そこで、なんとフォルテピアノを持ち込んで演奏しようと企画されたそうです!すごいです!まず、フォルテピアノは今のピアノの前身で、チェンバロとピアノの間の楽器です。金属を使用していないため、非常に柔らかな音色を追求する事ができる鍵盤楽器です。

 このお話をいただいた時に、共演する事になったフォルテピアニストの小川加恵さんとミーティングで、フラウトトラヴェルソでやりましょう!とのご提案が。私はウィーンにいた時は沢山トラヴェルソを吹く機会をいただいていたのですが、日本に帰ってきてからは楽しみで吹く事はあっても一度も本番で吹いておらず。でも、本番まで3ヶ月あるし、演奏したことのある曲を入れてプログラムを組む事に決めました。

 一曲はウィーンで勉強した事のあるエマニュエル バッハのソナタ。もう一曲は偶然見つけたクヴァンツのソナタ。

 このクヴァンツのソナタ、You Tubeで聴いてとても気に入って探したのですが見つからず、オランダでトラヴェルソを専攻した友達に『この曲知ってる?』とYou TubeのURLを送りました。そのお友達も知らなかったようで、なんと、You Tubeで演奏している方に直接連絡を取ってくれたのです!本当に感謝でした。無事に楽譜も手に入り、久しぶりのトラヴェルソの練習。

 最初は音程も難しかったのですが、徐々に色々と思い出し、楽器も鳴りだしてきました。古楽の素晴らしさを再確認しました。

 小川さんとの合わせも楽しくて、古楽で繰り広げられるやり取り、ジャズでいう『call and response』にきゅんきゅんしてしまいました♡ギャラント様式最高!

 小川さんともすぐに意気投合して、ずっと前から知っているような、そんな感覚でした。新しい出会いにも感謝♬

 音楽を通して新しい出会いがあり、感情を共有出来たり。今までやっている事は全て繋がっているんだなと改めて思いました。これからも精進してまいります!

 9月29日の題名のない音楽会に小川さんが出演されました!!素晴らしい!!!

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