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執筆者の写真Miyuki Arai

ソプラノ歌手 堀野温代先生のお宅にて。


 日照時間が長くなってきましたね。いかがお過ごしですか?

 3月18日に東京荻窪にある『名曲喫茶 ミニヨン』で開催されますサロンコンサートに出演させていただくのですが、このコンサートはソプラノ歌手である堀野温代先生のお弟子さんたちで構成されています。

 なぜ、フルート吹きである私が?と言いますと、先生は私の大学時代の声楽の先生でした。堀野先生とはウィーンに行ってからも毎年クリスマスカードのやり取りをさせていただいておりました。帰国後、10年も日本を離れていた私にたくさんの事を教えてくださいました。先生の推薦で東京文化会館でも出演の機会をいただきました。

             ↓久しぶりの上野駅での乗り換え

上野駅 パンダが可愛い!

 この日はピアニスト 近藤さんとの合わせが先生のお宅にてありました。到着した時はソプラノの方のレッスン中でした。久しぶりに見た先生のレッスン。情熱的です。体の使い方も分かりやすい言葉を使って説明するところ、ヨーロッパスタイルです。(先生はミラノに留学されていました。)

 その後、私の合わせに入る前にティータイム。先生のお話は興味深く、みんなで聞き入ってしまします。

そして、なんと言っても面白い!!みんなで爆笑ですw そこに先生の気取らないお人柄が出るのが良くわかります。

 私は今回、カゼッラというイタリア人作曲家の『シシリエンヌとビュルレスク』という曲を演奏させていただいます。とてもお洒落な和音展開。聴いていらした先生からのアドヴァイス『この時代の文豪の作品を読んで文字で感じなさい』と。プルーストの作品『失われた時を求めて』を読んでみてとの事。音楽はその時代背景にものすごく影響されていて、歴史、絵画、本は切っても切り離せません。そこから読み取れる事は、その時代に生きていない私たちにとっての唯一の手がかりと想像の素なのです。

 先生は、曲を聴いて何を読めば良いかを言ってくださります。これは本当に有り難い事です。沢山の本を読んで来て、言葉に重きをおいていらっしゃる先生だからこそのアドヴァイス。今も学ばせていただいております。

             ↓堀野温代先生

堀野温代先生

 合わせの後は先生が『パスタを食べていって!』と用意してくださっていました。先生の作る本場イタリア仕込みのパスタは絶品です♬

     本日のパスタは『牛肉とケールにアーモンドの赤ワイン煮を加えたキノコパスタ』

             ↓こちらです♡

 たくさんの事をお話しして、先生と充実した時間を過ごさせていただきました。こうやって本科でもないのに気にかけてくださり感謝です。

 先生の探究心、見習わないと、私まだまだだなと思いながらの家路。(←これはいつも。)

 帰りは初の東京ドームホテルから高速バスを使いました。東京ドーム、後楽園ゆうえんち、幼い頃に母と東京の祖母と弟とよく来たなーと懐かしくなりました。その後はXのLiveで年に1度は行っていたなー。

 Ich wünsche Ihnen einen schönen Tag!

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