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執筆者の写真Miyuki Arai

erstes Blog für 2018. Ich habe lange nicht geschrieben. お久しぶりです!


 本白根山の噴火、自然の力を改めて考えさせられます。私にとって第三の故郷と言えるほどお世話になっている場所なので心配です。

 私が帰国して始めての冬、2014年2月。この日もびっくりする程に雪が積もりました。朝起きてカーテンを開けると、まるでフィンランド!!この日は、日本に帰ってきて(帰ってきたのは2013年7月)、始めて前橋でお仕事をいただき、神奈川在住のピアニスト田中香織さんとの共演予定でした。が、この雪で私たちはもちろん、お客様も誰も家から出られないであろうという判断で延期に。朝からオーガナイザーさんとやり取りしたのを思い出します。ピアニスト香織ちゃんはそれでも電車に乗ろうと駅に徒歩で向かってくれたり。。。もう4年前かぁ。その後、3月下旬にたくさんのお客様の前で演奏させていただきました。感激でした。

 今回も沢山降ったのですが、その時程ではないのでちょっとホッとしております。

 さて、今日は2017年に出演させていただきました演奏会をご紹介させてくださいませ!

まず、

★第38回草津夏期国際音楽アカデミー&フェスティバル★

 2013年帰国後すぐにこちらでスタッフとして働かせていただきました。何の仕事の宛もなく、ただただ有り難く、ここに繋いでくれた井阪さん(事務局長)に感謝です。そのご縁でホームステイプロジェクトの通訳もさせていただいております。

 2013年〜ずっとスタッフをさせていただいておりましたが、なんと!!!2017年は出演させていただきました!!!これはなんとも言葉になりません。中高生の時、母と弟と前橋から聴きに行ったのを覚えております。この時にニコレ氏にサインをいただいたり。

 そして、出演者の方々が毎年すごい!今年のフルートは、カール・ハインツ シュッツ氏。フルートであれ程の安定感。そして、パワフルなのに繊細。勉強家。

 毎日レッスンを聴講させていただきました。こんなに勉強させていただけるなんて、感謝!色々新しい『なるほど』や『そうだよね、そうだよね』といったウィーン的感覚の再確認。有り難い日々でした。

 私はヴェルナー ヒンク氏のコンチェルトでフルートパートを。こんなウィーンフィルのコンマスとして歴史的な方の後ろで吹けるなんて!緊張するw。

 ヒンク氏に違うところで出てしまったらって思ってしまう、と言ったら、『そんなの誰だって思うんだよ。もし出たとしても、本当にそこだと思って出るのは何も問題ないよ。そこに自信があるかどうかが大事なんだ。』なんとも奥が深い。自信を持って出ていればそこは間違ったところではない、という事なんですね。いつも気さくに話しかけてくれて、『お、今年は同僚か?』とお声かけてくださるし。

 曲はモーツァルトだったのですが、十六分音符の羅列が本当に音楽的。フレーズが波を打ながら話しかけてくるみたい。モーツァルトの音楽って綺麗でユニークで、まさにそれを語ってくれていました。

       ↓リハ風景 写真を撮ってくれたファゴットRくんありがとう!

ヒンク氏 モーツァルト

もう一つは

★友の会主催ポピュラーコンサート★

 こちらはフルートだけ、演奏会の前日に出演が決まったのでした。当初、歌手とピアニストで構成されていたのですが、演目が『魔笛』なのでフルートがいた方がいいんじゃないか、という演出で進んで行ったようで。こちらも、魅力的な共演者の方々。本当にすごい!素晴らしい演奏に加え、演技もすぐに何でもやってのけてしまうという。学ばせていただけて嬉しく、一緒に楽しませていただけて感激でした。

 フルートを職業にしたいと思ってから、連れてきてもらっていた草津音楽祭。未熟者ですが出演させていただけて、いつも一緒に来ていた母が会場にいると思うと感謝の気持ちしかありませんでした。

 全てにおいてそうなのですが、その中でも心に残る、特別な2公演でした。

 長文におつき合いいただきありがとうございました。今年もよろしくお願い申し上げます。

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