前回の続き、Bietigheim- Bissingenでの草津の中学生ホームステイプロジェクト。
中学生たちは市長さんの元へご挨拶へ。この時はみんなちょっと緊張です。市役所内にある、趣のある会議室に通していただき、激励のご挨拶をいただきます。これでわかるように、草津町とBietigheim- Bissingenはとても強い絆で結ばれているんです。
そこを結ぶきっかけになったのは、
『草津温泉』
ベルツ博士(1849ー1913)というお医者様が湯治の研究のため草津温泉にいらっしゃったという歴史があります。(博士は合計で29年日本に住んでいたとの事。奥様は日本人でした。)このベルツ博士の出身地がBietigheim- Bissingenなのです。そのご縁で町同士が繋がる。中学生同士が繋がる。新しい出会いがある。人々は歴史の上に成っている。と想うわけです。
Bietigheim- Bissingen市内にある日本から贈られた碑↓
そんなベルツ博士の故郷散策!ガイドさんがご案内してくれます。ガイドしてくださったご夫人は中学生の興味のある歴史を交えながら解説してくれました。私もとっても楽しく興味深く通訳させていただきました。
でも一つ問題が…!!!
この地方はドイツ語で『Schwäbisches Deutsch シュヴェービッシェス ドイチュ』という方言を話します。これが実に難しいw 分からない単語はほぼschwäbisches Deutsch でした。『この単語がわからない』と言うと、ガイドさんは標準ドイツ語で教えてくれました。
今回は私も少し慣れたのか、このschwäbisches Deutschにとても興味を持ちました。方言ってとっても面白い!!
この他にもお隣の町『Ludwigsburg』に行きお城を見たり、『Stuttgart』に行きメルセデスベンツ博物館や市内を散策したり。中学生にとって新しい世界だった事と思います。
学校でもパートナーたちと一緒に英語、体育、調理実習の授業を受けました。調理実習ではこの地方の『Käse Spetzle』というチーズのパスタを作って食べました。
みんな生き生きとしていて、素敵だったなー。言葉もわからないし一生懸命なんだけどとても楽しそうでした。
先生だけで世界遺産の『Maulbrunn』に遠足に行きました。ここは以前牧師志願の方々が自分たちで小さな町を作って生活していたところです。
男性だけで暮らしていたこの小さな町。この敷地の中で、酪農、農業、パン作り、、、全てをやっていました。少し離れたところには池も作っていたり。建物にはそれぞれの用途にあった部屋がいくつもあります。牧師志願者と働きながら牧師の勉強もするという2つのグループで成り立っていたとの事です。
通訳しながらまた一つ歴史に触れる事が出来て感激しました。